どこかでまだ、映画の中にいるように

1995年の春、横浜関内の映画館で観た岩井俊二監督のラブレター。

25年経って、明和のジャスコで岩井俊二監督のラストレターを観ました。

岩井俊二さんの映画の中で時代を遡って描かれる登場人物たちの青春時代を見ていると、学生時代の忘れてしまったような感覚がふと蘇ってきます。

誰もが気にも留めないごくわずかな気持ちの変化や空気を描ける稀有な映画監督。

ラストレター、とてもいい映画です。

ラブレターもラストレターも、単なる手紙の話にあらず。

ラブレターもそうでしたが、時代がどんな風に移り変わっても私たちは、もう会えない人や、すごく昔の自分と気持ちを通いあわせることができると思わせてもらえました。

 

映画館を出て、大戸さんで鉄材料をピックアップした後、ビュンと飛ばして県立図書館へ背書國誌を撮影に。

そのまた帰りに、あいうえおさんにテーブルカウンターを納品。

 

映画の余韻を引きずったままあたふたと日常に。

戻りながらも、山に残された茶の木、図書館の背書國誌、宋から栄西、栄西から明恵・・・まるで手紙のようだと思うのは、どこかでまだ、映画の中にいるように思いたいからだったと思います。