結晶みたい

先日放送されたナレーションのないNHKドキュメンタリー「ノーナレ」、最果タヒさんやよと教えてもらって観ました。

最果さんの詩が、いろんな人の人生にいろんなふうに作用していて興味深かったです。

最果さんの詩は、意味を考えれば難解でよくわかりません。

でも読んでしまうし、意味なんか飛び越えて響いてくるものがあると、おじさんも感じます。

最果さんの詩は結晶みたい。

自分だけの言葉を大切に磨き続けて、積み重ねてできた結晶。

まるで意味がないようにならべたり、裏返しに置かれていても感情を伝えることができる、とても強い塊です。

 

以前読んだ最果さんの著書の中で、人が何かを見た時「美しい」と感じるのはその人の中の美しさがきらめくからだということをおっしゃっています。詩も同じで読んだ人の中できらめくことではじめて詩になる、と。

『その人がいる限り、そう感じる心がある限りそのひとの見つめる世界には美しさがあり詩がある』

ドキュメンタリーの中には、受け手によって詩が詩になる瞬間が映っていました。