トンネルぬけて

だらだらと漫画を読みながら、茶を飲み、菓子をぽりぽりして過ごしておりました寝正月。

ゆったりとした気持ちの良い数日のうちにも、頭の片隅に置いてまとめたかった考えがありました。

頭に心地よく、そして無理なく漂わせつつ、自然と発酵してまとまってくれると思っていたアイデアの素のようなもの。

しかし、待てど暮らせどいっこうにまとまる気配がありませんでした。

そのうち、アイデアの素のようなものは重くどんよりと頭をもたげてきました。

 

うまく説明できませんが、悩んでいるのは自分が作っている銅のオブジェの見せ方について。

緑青の色や、銅や鉄の持つ朽ちる寸前のテクスチャをクローズアップして見てもらいたい。

金属である銅だけど、もっと軽く、華奢にみてもらえる方法があるはずだというような事。

 

 

正月休みを終えても、いっこうにアイデアが固まる気配はなく、2日前から手を動かしながら試行錯誤してみることに。

失敗作だけが手元に増えていく、暗く長いトンネルの中にいるような時間が過ぎて行きました。

まとまっていない頭の中が、形になって出てきたような駄作連発、煩悩の塊がもりもり。

 

それでもようやく、昨日の夜出口が見えました。

作ることだけにとらわれていたのかもしれません。

創造よりも破壊に近いところに答えらしきものがありました。

まだまだ、試作とシミュレーションを繰り返さなくてはなりませんが、一縷の光がさしたように思っています。

自分を信じてじっと耐えなければいけない時間があることを痛感しました。

個人事業主だから、何も生み出せない時間は苦痛です。

ただ時間だけが過ぎていくように感じてしまします。

すぐにもうだめかなあって思ったり。

でも本当は時間だけが過ぎていくなんてことはないと思います。

会社勤めをしながらダブルワークで製作していた頃と、会社を辞めて仕事を一つにしてからの製作の違い、僕にとって一番大きかったのは、自分のしたいことを考え続けらる、ということ。

考えて続けていれば、一見無関係だと思っていたいろんなもののが自然と結びついていくことってありますよね。

振り返ってみれば、正月に読んでいた漫画や、友達に借りた音楽本、年末から年明けにかけて会えたいろんな人の言葉の中に小さなヒントが散りばめられていた偶然にもハッとしたり。(ちょっとこじつけ?笑)

 

まだまだ考え煮詰めなければいけないことは山積みですが、今日のところはボガンボス でも聴きながらボチボチと。

 

 

 

”まど開けて風にまかれて
君の家の方へ
トンネルぬけて
トンネルぬけて

風が騒ぐ夜は
家へ帰りたくないよ
君をたたき起こしに行くよ”

ボガンボス 『トンネルぬけて』

 

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